ベジタリアンとスタミナ

肉を食べないと元気が出ないと信じ込んでいる人が多い。肉も魚も牛乳も卵もそれらの汁も食べずに暮らしている僕がスタミナタップリ人間かと聞かれると、残念ながら自信を持ってYESと回答できないけれど、それは明らかに運動不足のためだ。菜食のせいではない。
同じ年齢で同じく運動不足の人と比べれば、そういう条件ならスタミナありますと自信を持って言えるかもしれない・・・・。

なんとも消極的な主張しかできず恥ずかしいけれど、朝3時に起きて家を出て山に日の出を見に行ってそのまま出社して仕事するなんてこともやっているので、「野菜ばっかり食べているからスタミナがない」と誹られることがないことは断言できる。



「肉はスタミナ食ではない」(あなたを救う!マルチ情報発信基地)
http://d.hatena.ne.jp/uneki2012/20121012/1350038415

「肉はスタミナの素であり、食べないと力が出ない」とは、この学者に限らず、長年よく言われてきたことだが、これは何の根拠もない俗説と考えたほうがいい。

ドイツで、肉を多食するランナー(15人)と菜食主義者のランナー(15人)の30人の参加によるベルリン市内一周マラソンレースが行われたことがある。距離は、現在のマラソン42.195キロの約5倍、212キロという長丁場である。その結果、最後まで完走したランナーは6名、うち1着から4着までが、すべて菜食主義者のランナーだった。また、ベルリン−ドレスデン間193キロのレースでも、1着から6着までが菜食主義者だった。こうした事実は、肉食者よりも菜食者のほうがスタミナに優れていることを表している。

今でも「肉は最良のタンパク質食品である」などと書いてある本もある。先のテレビ出演した学者もそうだが、食肉業界の回し者とも思えるような、こうした無責任な肉食賛美が、多くの人を誤った食へと導くのだ。戦後、「米を食うと頭が悪くなる」といった根も葉もない流言が信じ込まれて、日本の食文化を歪めてしまったように、である。

人生はマラソンにも似た、長いスタミナレースである。そのことと健康を考え合わせると、菜食中心の食生活を送ることが、賢明というものではあるまいか。


中村三郎著「肉食が地球を滅ぼす」の、p217-p220より転載。
http://amzn.to/QoRAw7




「菜食者のスタミナとトランス脂肪酸」(野菜大好き)http://carrotjuice.sblo.jp/article/40569714.html

アメリカの大学で行われた疫学調査では
 菜食者はそうでない人と比べて約2倍のスタミナがある
 という結果が得られています
具体的にはスクワットなどの反復運動が何回でき、
 その疲労からどのくらいで回復するかというテストです。
 筋持久力や疲労回復力は勝るという結果です。
スタミナのつく素材は、バナナ、アスパラ、オクラ、山芋などが有名です。
 あとは良質なたんぱく質、カルシウムなども必要です。