突然変異に喜んでいていいのだろうか・・・
幸運呼ぶ? 金色サンマ、築地市場で1匹1万円(gooニュース)
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2012100302040.html
2012年10月3日(水)17:45
黄金色に輝く珍しいサンマが3日、鮮魚専門店・魚耕(東京)の荻窪本店と西武池袋店に1匹ずつ並び、「幸運を呼ぶのでは」と話題となっている。岩手県の大船渡港で2日朝、水揚げされたサンマ。水産会社で仕分け中に偶然、不思議な色に気づき、「金色なんて見たことがない」と地元で持ちきりになった。築地市場で3日朝、1匹1万円(卸値)の高値で取引された。
魚耕荻窪本店では「しばらく皆さんに見て楽しんでもらいたい」と、値札をつけずに陳列。3歳の子どもと訪れた会社員鹿島綾さん(36)は「感動的な色。御利益があるとうれしい」。
体はメス 頭部はオスのクワガタ 6日から標本展示 千葉 (産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121002/chb12100221450001-n1.htm
頭の部分はオスで、体はメスという珍しいクワガタムシが茨城県で見つかり、その標本が10月6日から千葉県栄町の県立房総のむらで展示される。展示を担当する県立成田西陵高校の地域生物研究部顧問、清水敏夫教諭(40)は「これほどきれいに上下が分かれた雌雄同体のクワガタムシは、国内で初めての発見ではないか」と話している。
展示するのは体長約5センチのノコギリクワガタ。頭部にはオスの特徴である長い大アゴがあり、体の部分は前脚や生殖器などにメスの特徴が見られるという。
今年6月、茨城県立竜ケ崎第一高校2年の平山夏樹君(17)が同県牛久市内の雑木林で見つけ、採集。平山君が知り合いの昆虫専門店に持ち込んだところ、偶然、店に居合わせた清水教諭も生きている状態の実物を見せてもらった。
「染色体異常が原因で左右がオスとメスに分かれたクワガタムシはよくあるが、頭部だけがオスというタイプが実在するとは思っていなかったので、かなり驚いた。一生に一度、出合えるかどうかの珍しい存在」と、清水教諭は興奮気味に話す。
東京都内にある昆虫専門誌の編集部を通して、複数の専門家にみてもらったところ、「生物的にはメスに非常に近く、卵を産む機能もある」との分析結果を得た。今後は専門誌での発表や、図鑑への収録も予定されているという。
この希少なクワガタを多くの人に見てもらおうと、平山君の協力により標本を預かり、清水教諭と部員が昆虫と淡水魚の展示を担当する企画展「むらの自然−里山の暮らしと生きもの」の目玉として初公開する。
展示は6日から11月25日まで。会場では同校地域生物研究部による、県内では絶滅したゲンゴロウの生体や、絶滅危機にあるホトケドジョウ、ナマズなども展示される。
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福島の野鳥は知っている放射能汚染 短命化・DNAの突然変異・脳の萎縮・生殖能力低下などで個体数減少(BLOGOS) http://blogos.com/article/32670/
鳥の個体数は、当然ながら、放射線量が高い所ほど少なくなっていることが明らかになったのです。
しかも、福島、チェルノブイリの両地域に共通する14種類の鳥類で比較すると、チェルノブイリ原発事故と比べて、福島のほうが野鳥の生息数への影響が大きく、寿命が短くなり、オスの生殖能力が低下していることが確認され、福島の方が影響が深刻だったというのです。
チェルノブイリでも、多くの動物種のDNA欠落の割合が急上昇して奇形や絶滅が生じ、加えて、昆虫が激しく減少したということですが、それを越えているというのです。
今回の調査では、福島の野鳥の短命化、オスの生殖能力の低下、脳の低サイズ化などを含む、野鳥への大規模な悪影響が明らかになりました。多くの野鳥種においてDNAの突然変異が“著しく”増加し、発育上の異常や死滅が見られました。また昆虫の数も著しく減少していたというのです。
野鳥に関しては、チェルノブイリより福島のほうが深刻だという今回の調査結果は、本当に哀しく、残念です。
虫や鳥が生きていけない場所で、人間が暮らせるのでしょうか。
そもそも、野鳥の数が減ったのは、生殖能力が衰えただけではなくて、鳥たちが、生存本能から福島以外の場所に去ってしまったのだとは考えられないでしょうか。
いつまでかかるか、どれくらい効果があるか分からないのに「除染、除染」と言いますが、除染ばかりにこだわるのは除染ビジネスの利権のためではないのでしょうか。
虫や鳥たちが死に、あるいは去っていなくなる場所から、人を国費=みんなの力で、避難=疎開させてあげるのが、本当の人道主義ではないかと思います。
人民網日本語版
http://j.people.com.cn/94638/203144/7910988.html?urlpage=3
日本・琉球大学の研究者によると、原子力発電所の事故の影響で日本・福島県の蝶に深刻な突然変異が生じ、多くの蝶で足や触覚、羽の形が変化したという。実験室での実験により、これらの変異が放射性物質と関連があることが判明したという。
福島原発の事故から2カ月後、琉球大学の研究者は福島を含む日本の10カ所でシジミチョウ144匹を集めた。原発事故発生時にはこれらのチョウは越冬する幼虫の状態だった。異なる地区のチョウを比較することで遺伝子の突然変異を発見した。大量の放射性物質のあった地区ではチョウの羽は短く、目の発育が不規則になっていた。6カ月後に同じ10カ所でチョウを集めたところ、福島のチョウの遺伝子の突然変異率は従来の2倍に達していたという。
研究者は、突然変異率の高さはチョウが汚染された食物を食べたのが原因と見ている。また前の世代では突然変異の発現が顕著ではなかったものの、前の世代のチョウに発生した突然変異が次世代に受け継がれた可能性もある。
福島原発の事故発生前から、日本の研究者はチョウが環境の変化に敏感なことから「環境指標生物」としていた。
チェルノブイリの原発事故が動植物に与えた影響を研究する米南カリフォルニア大学の生物学者、Tim Mousseau氏は「日本の研究は非常に重要だ。こうした突然変異と形態異常は放射線汚染にさらされた環境下でしか説明できない」と語る。英BBCが13日に報道した。 (編集YH)
「人民網日本語版」2012年8月15日
福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題(SWISSinfo.ch)
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31290712
「低線量被曝でもDNAは損傷を受け、突然変異を起こす。その結果が現れるのは、さまざまな要因が絡み約10世代も後のことだ。だが、それは人類にとって大きな問題になる」と、スイスの内科医マルティン・ヴァルター氏は話す。
突然変異した遺伝子を持つ者同士が遠い将来に偶然結婚して発現することは、しかし、どういったものなのかまったく分かっていない。ただそれは大局的に見ると、がんのわずかな増加より倫理的に問題だと危惧する。