ダルバート
ネパールの毎日の食卓、ダルバート。
ダル=豆 バート=米
写真のプレートの真中の皿に入っているのがダルです。*1
ダルバートの作り方、ふたつ知っています。
どちらもおいしいのでその日の気分によって使い分け。
今日は簡単なほうのつくりかた。これはネパール人から習いました。
習ったといっても、材料を教えてくれて、あとは混ぜて火にかけるだけ、と教えられただけ。一応下に手順を書きますが、逆になったりひとつ抜けてもさほど問題ではないと思います。材料をまぜて火にかけるだけできっとおいしくできます。
::用意するもの::
・豆、クミンシード、塩、油、粉ターメリック少々、鍋
豆は本場ネパールではレンズ豆を使ったのがほとんどだった気がします。緑色のダルも食べたことがあるので、豆の種類は使い分けるか、又は家庭によって違うのかもしれません。ネパールにいたのはもう5年も前なので、豆の種類まで思い出せないや。今度ネパリに会ったら聞いてみます。
札幌でレンズ豆はキャロットで手に入ります。大豆を使う場合はフードプロセッサで砕くと良いでしょう。
油はバターやギーを使うのかもしれないけれど、僕はいつもオリーブ油を使っています。
鍋はいつも圧力鍋を使っています。早くて便利。なければ普通の鍋でちょっと時間をかけるとよいでしょう。
塩はいつもチベットの岩塩を使います。今回はきらしていてモンゴルの塩をつかったけれど特に違いは感じませんでした。でもやはり、使う塩で味は変わりますよね。例えばパスタにはシシリーの岩塩を使うと味わいがぜんぜん違う。
1・赤レンズマメを洗う。(大豆は一晩水につける)
2・油とクミンシードを弱火にかけて、はじけるのを待つ
3・はじけたら1の豆とターメリックを加えてさらに少し炒める
4・水を豆の倍かちょっと多いくらい加える。塩も。
5・蓋をして豆が軟らかくなるまで弱火で加熱。
クミンと塩の量はかなり適当で問題ないです。
特に塩は足りなければ後から足せばいいし、濃ければ水で薄める。
クミンを後で足すとちょっと問題かな。クミンが足りなければ、ちょっと味は変わるけれど、ガラムマサラを足すといいかな。
カレー系料理すべてにいえることですが、後から調整が効くので気楽につくれちゃいます。
ただ、ターメリックはあまりいれすぎると苦くなるのではないかという恐れがあるので、僕は本当に少し、色が軽くつく程度にしかいれません。
基本的にスープっぽい料理なので、汁で豆が見えないくらいが良いできあがりかな。写真の作例はちょっと豆が多すぎ。でも、これもお好みによるでしょう。
どばっとごはんにかけてぐちゃぐちゃに混ぜて食べます。
ネパールで食べたダルバート、おいしかったなあ。バサーンの母さんの味、どんな味だったかはもう思い出せないけれど、その前後1年間で食べたものの中で一番おいしいくらいな勢いでおいしかった。今度またネパールに行くことがあったらまたバサーンの家にいって、つくりかたを習ってこよう。
ネット上でみつけたダルバートレシピを、下に随時追記していきます。
「勝沼の暮らし」
亡きお父さんのレシピなのだそうです。素敵だ。僕の子も将来僕の集めたレシピを活用してくれるかな。
「ネパール・ヒマラヤ・国際協力」⇒ ネパール料理教室
クミンが使われていなくて、トマトと唐辛子が使われている。分量もあるので便利。
「All About」⇒ 「<世界の食紀行> 〜 ネパール編 〜 ダルスープ 〜 基本編 〜」
豆を3種類使い、クミンではなくジンブーを使うレシピ。
ダルバート2 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/kawauso999/20051103
ダルバート3 →http://d.hatena.ne.jp/kawauso999/20120320
*1:右のはタルカリ。簡単でおいしいから後日紹介しますね