赤身の肉を食べると死亡リスク12%UP!ハーバード大学の発表

赤身の肉を食べると死亡リスク12%UP!ハーバード大学の発表(Gowマガジン)
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「今日はハンバーガーにしようかな」と思っているあなた、ちょっと待ってください。
ハーバード大学の研究結果によると、赤身の肉を毎日食べ続けると、寿命が縮まることがわかりました。週2回のハンバーガーはレッドゾーンなのだそうです。
食生活を改めて考えさせられるデータをご紹介いたします。


赤身の肉を食べ続けると死ぬ!?


ハーバード大学の栄養学教授、ウォルター・ウィレット博士が120,000人のアメリカ人の食生活の調査を行ったところ、「赤身の肉をたくさん食べるほど死ぬ確率が高くなる」ということが判明しました。

ウィレット博士が発表した調査結果がこちら。
●一日1食、赤身の肉を食べ続けると、死亡のリスクが12%上昇する
●心臓疾患にかかる可能性は16%上昇する
●がんになる可能性は10%上昇する
●加工された肉(ベーコン、ソーセージ、ホットドッグなど)は最悪で、もっとその確率が上がる

死ぬ確率が10%以上も上がるとは、かなり衝撃的な数字ですよね……。


週2回のハンバーガーはレッドゾーン!


アメリカのニュース番組ABCニュースによると、ハンバーガーが大好きだったビル・クリントン元大統領も、このデータを見て焦ったようで、肉食をやめてビーガンになってしまったそうです。

ビーガンとは、肉類・魚介類に加え、卵・乳・チーズ・ラードなど動物由来の食品も一切とらない、徹底した菜食主義のこと。ピュアベジタリアンとも呼ばれています。

ビル・クリントン元大統領は1年間、心臓疾患のため療養し、ビーガンを開始したそう。「食べるのは野菜、果物、全粒粉パンなどがほとんど。そうしたら体調が良くなったよ」と、その効果にも満足しているようです。

ウィレット博士の発表によると、アメリカ人は1年間に120パウンドの肉を食べていて、これはほぼ毎日食べている計算になるそうです。ハンバーガーを週に2回以上食べるようであればレッドゾーンなんだとか。また、魚、鶏肉、豆類は、死のリスクを下げるとしています。


世界中から注目されている和食


先進国では、過食や栄養バランスの乱れに起因する、いわゆる生活習慣病が拡大しています。アメリカをはじめとする欧米諸国や中国や南米でも、健康に対する意識が高まっていて、長寿国で有名な日本の和食に注目が集まっているといいます。

日本貿易振興機構JETRO)の2010年の調査によると、アメリカの日本食レストランの軒数は 14,129 軒で、これは 5 年前の1.53 倍、10 年前の2.36 倍と、飛躍的な増加を見せています。

これは「寿司」や「天ぷら」といった高級レストランから始まった傾向でしたが、今はカジュアルなレストランやカフェも増えていて、メニュー表記に「Shiitake(しいたけ)」や「Shimeji(しめじ)」があることも珍しくないそうです。

アメリカのスーパーにも和食の普及は進んでいて、どのスーパーでも醤油などの調味料は必ず取り扱われ、オーガニック系のスーパーでは水菜や小松菜も売っている、とJETROはレポートしています。「オシャレだから」という理由だけでなく、和食がしっかり根付いてきている証拠ですね。

とはいえ、わたしたち日本人自身も食の欧米化が進んでいます。ランチにはハンバーガー、というOLさんも多いのではないでしょうか。世界に誇る健康食・和食を改めて見直して、健康に生きましょう!