薄めたから安心して飲めと不信を高める手法
「msn 産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110409/dst11040900040000-n1.htm」
原乳の放射性物質、基準値下回る 福島
2011.4.9 00:01
福島県は8日夜、福島第1原発事故を受けて、7日に実施した原乳の緊急時モニタリング検査(4回目)で、放射性ヨウ素、セシウムが暫定基準値を上回った検体はなかったと発表した。県によると、今回から検査方法を改め、前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した。
県は、約1週間後に予定する次回検査で、基準値を上回らなければ、国と調整して出荷制限を解除していく構えだ。
「濃い放射性物質が検出されそうな牛乳があってももう安心だよ! 他の牛乳と混ぜるから。 混ぜてから測定したら、薄まっているから基準値を超えないよ! よかった。 この牛乳をじゃやんじゃん飲んでもらおう! そして、日本中のお菓子なんかの原材料としてもつかってもらおう! 加工したら少し放射性物質の濃度は濃くなるかもしれないけど誰もきにしないんじゃない? 外国にこのことがばれて、ますます日本中の食糧輸出倦厭に拍車をかけたとしても、そんなことは関係ないよね。 もしそうなったら風評被害だ!って苦情を言えばいいや。」、と判断されたのだろうか?
・「厳しい基準値を設定して徹底的に検査したうえで市場に流通させる」
・「濃いのが出ても混ぜてからだからばれない」
とるべき正しい選択は上だと思う。今後福島産の牛乳を買わない人が増えても、それを風評被害とは言えないだろう。
福島の牛乳だけにとどまることでもない。混ぜて薄めてから検査、が通るのならば、野菜は皮をむいてから検査するかもしれないし、または何か他の方法で、故意に検出値を下げる努力もしているかもしれないと疑わせる。
高い数値の出たサンプルはみなかったことにして、隣の検体を使って出たより低い数値を発表する(している)かもれないし、米なども混ぜてから検査・出荷する気なのかもしれない。
福島近隣の食品加工業者は、北海道産の牛乳を仕入れて値崩れした安い福島県産の牛乳と混ぜて、北海道産牛乳使用と表記して菓子などの加工食品を売り出すかもしれない。
・・・と疑いを広げさせる。