幸せってなんだっけ?

妻の実家では、鍋といえば必ずポン酢だったそうだ。
まだ菜食を始めていない頃、結婚してからポン酢の鍋を出されて戸惑った記憶がある。
僕の家で鍋と言えば、だいたい、石狩鍋か三平汁のようなものだったので、心に描いている「鍋」像とのギャップに少し驚いたのだった。



菜食を始めてからは市販のポン酢を使っていない。カツオや、アミノ酸が使われているから。



アミノ酸にあまり嫌悪を抱かない人も多いだろう。
そんな方は、
・「平成金沢文庫」 >「髪の毛がアミノ酸に…
・「はてなブックマーク」 > 「中国に残る髪の毛で造る「醤油」 (世界鑑測 北村豊...
・「deracinelog」>「 中国に残る 髪の毛で造る「醤油」




妻は家ではあまり肉も魚も食べないものの、菜食者ではない。
たまに、子供のころから親しんだポン酢醤油を食べたくなることがあったらしい。



上に貼ったCMでは、明石家さんまが、「幸せってなんだっけ? ぽんず醤油のある家さ。」と歌っている。

ポン酢醤油のある幸せだった少女時代の家族との思い出を、味覚を通して味わってもらおうと、Veganポン酢醤油をつくってみた。

醤油・シークワサー果汁・酢・味醂、で、おいしいポン酢醤油になった。
(たまたまシークワサーが家にあった。ライムでもレモンでもおいしい)

おいしい。妻も子供たちも満足してくれたし、市販のポン酢醤油は好きじゃなかった僕だけれど、この自家製ポン酢醤油は好きだ。
我が家も、ポン酢醤油のある幸せな家になることができた。(キッコーマンアミノ酸入りポン酢しょうゆで幸せになることは難しいだろう。)


湯豆腐や、わかめや、湯葉や、焼いた油揚げや、サラダや、もずくや、その他いろいろな料理に合う。
まだやっていないけれど、サラダや冷やした麺類にも合うだろう。
野菜の水炊きの後の「おじや」がとてもおいしいらしく、ナガイモの千切りなんかにもいいらしい。


市販の調味料(ドレッシングやタレ類)の選択肢の幅が減って残念だ、と菜食初期は思っていたけれど、横着せずに自分で混ぜて作るタレやドレッシングは十分においしい。たぶん買ったものよりもおいしい。
横着せずに、と言っても、ドレッシングもタレも材料を混ぜるだけなのでやってみれば難しいことはない。





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