牛乳廃棄

「牛乳100万本廃棄 「太る」印象、消費者敬遠 牧草スクスク、生産過剰」
産経新聞
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/keizai/20060319/m20060319000.html


関係者のコメントに気になることがいくつもあった。



>「対策が遅れたのは確か。イソフラボンカテキンのように、大人に飲んでもらえるように健康に直結するイメージ作りで消費を拡大したい」<

牛乳は本当に健康に役立つのだろうか?本当か嘘かはどうでもいいのだろう。要は「売りたい」のであって、「イメージ」を消費者に刷り込めば成功。




>急遽(きゅうきょ)、余った牛乳を子牛に与えたり、高齢の牛を食用に回すことなどを呼びかけたりしているが<

余った牛乳を子牛に与える・・・。加工乳なんてのんだら子牛だって病気になってしまいそうな気がする。原乳を与えるのだろうか? では、普段は子牛は何を飲んでいるの?



>高齢の牛を食用に回すことなどを呼びかけたりしている<

乳牛というと搾乳しかしないイメージがあるけれど、やはり用済みになったら食べるのね。




>「減産といっても、工場と違い搾乳は休むわけにはいかない。乳房炎などの病気になってしまう。牛は生き物で蛇口じゃない」<

生き物で蛇口じゃない、かー。絞り続けなければ病気になるような蛇口みたいな牛に改造してきたのは誰でしょう?



>現在でも加工工場が手いっぱいで綱渡りの状態だ。今後、減産がうまくいくかは不透明で危機的状況<

もったいないし、北海道の経済にも影響がある困った問題なのかもしれない。でも、菜食者の視点からは、このまま消費の低迷が続いて減産減産と、だれも牛乳を飲まなくなったっていいのに、と思える。

雨のあと透明で、きれいだった川が急に濁って糞尿臭くなるのは、川岸ギリギリまでの牧場から流れてくる牛糞のせいなのだと思う。多くの酪農家が、糞尿の処理に手を抜いているのだろうと思う。川で泳いだり漕いだりする者としても、牛乳の減産は好ましい。



牛乳は体に良いと信じている人は、この日記を読んでも理解できないだろうな。

「蚤とダイエット」の為谷邦男さんも、牛乳健康飲料説の洗脳から自由になった人。
http://plaza.rakuten.co.jp/healthycyuunen/diary/200602070000/



短期的な視野では、余った牛乳だから捨てるくらいなら飲みたいと思う人もいるかもしれないし、酪農家の減収→牛の処分、につながるとかわいそうだから牛乳はもっと飲もう、とか考える人もいるかもしれない。
でも、不自然に変異させられたかわいそうな牛たちの増殖が抑えられるのだから、長い目で見ればよいことだと思う。
牧草地を大豆畑にして、北海道が有機豆乳王国になったりしないかな。



どうして牛乳を飲まないのですか? ⇒http://d.hatena.ne.jp/kawauso999/20070922