海鳥100羽の死骸
「油まみれの海鳥約100羽の死骸(しがい)が漂着しているのが28日までに見つかった。」
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/shakai/20060228/20060228a4480.html
このニュースをラジオで聞いていて、涙を流してしまった。信号待ちで涙に気づいて驚いた。この手のニュースで泣いたことなんて今までにない。
「動物がかわいそう」で菜食しているのではない、と自分では思っていたし、アニマルライツとかいう思想ともちょっと距離を置いていたいと考えていた。動物さんがかわいそうだからベジタリアンです、という人と僕は違う種類*1だと思っていた。なんで泣く?
何故かはよくわからない。
たぶん、油ではなくて台風とか、大寒波とか、そういう死に方だったらあまり気にしなかっただろう。
油だから悲しかったのかもしれない。
人間に見つけられた鳥たちの骸は、たぶん回収されるだろう。解剖して調べるかもしれない。それからどうするのだろう?
焼却処分か、生ごみか、または動物墓地*2? どれも哀れだ。哀れと感じるのは僕の主観であって当の鳥たちがどう思うか、そもそも思うなんてことをするかどうかも分からないけれど、僕は死んだら腐ったり食べられたりして土に還りたいし、鳥もそうなんではないだろうか、と、根拠も無しに半ば信じている。