ルーローファン

「手抜き魯肉飯」を紹介すると、「不完全ベジタリアンの料理メモ」で「グルテン魯肉飯」として、手抜きでなくつくったもののトラックバックをいただいた。

手抜きでないほうがおいしいはずだ。

  • ニンニク刻み、生姜をすりおろし、ごま油で軽く炒める
  • グルテンミートもかるうく炒め気分
  • 老酒・醤油・だし汁で煮る
  • 五香粉・山椒
  • 煮込む
  • ご飯にかけて刻み長ネギ


これうまい。でも、「ルーローファン」っていうか、「肉骨茶(バックテー)」のような味になった。でもうまい。

今回は汁気をとばしきらずに、ごはんに汁ごとかけてみた。

肉食者に「ルーローファン」として試食してもらうと、二人とも「甘みが足りない」と言った。豚のこってり脂と甘みに相当するものをいれるといいのだろうか?
いや、それよりは、もっと漢方素材を追加して肉骨茶的な味を目指したい。

また、魯肉飯がいけるのだから、きっとカシミールカレーもいけるだろうという自信が湧いた。かつて僕の自慢料理No1だった羊挽肉のカシミールカレーグルテンで試す機は熟してきたかもしれない。


山椒を使ったが、近いうちに花椒を入手したい。赤むし日記を見ていてそう思った。なんておいしそうなんだ。
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/akamushi/diary/200602200000/
でもそうすると、今度は山椒の出番がなくなるな。山椒料理なんてほかに知らないし。
誰かおしえてください。



手抜き魯肉飯 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/kawauso999/20060212
不完全ベジタリアンの料理メモ グルテン魯肉飯 ⇒ http://d.hatena.ne.jp/ptth-garden/20060218


06/03/07追記
読み返してみると、魯肉飯からカシミールカレーへと話が跳躍していることに気づいた。
僕の脳内ではきちんとつながっています。

解説 ↓

アジア料理大好きな僕は、現地の味を再現することに全情熱の15%ほど*1を注いでいました。
いろいろレシピも増えて人にも喜んでもらえる味に自身もついた頃から菜食に突然移行したので、ほとんどのアジア料理は封印されているのです。
それらを菜食にアレンジして試行錯誤しているのが今の僕です。そのうちいくつかを既にこのブログで紹介しました。

肉料理のうまさの秘訣は、「肉の臭み」だと僕は思うのです。羊肉、ヤギ肉など、嫌がる日本人は多いけれど、高級だともてはやされる脂の多い霜降りなんかよりもずっとずっとおいしい料理に変身するのが臭い肉。(僕の主観です。好みの違いとも言える。)
臭さを香辛料などで、隠すのではなくて、香りを合わせることで、奥の深い味を堪能できる。


菜食に欠けているのはその臭み。魯肉飯や肉骨茶は豚の臭みがなければおいしくできるはずがない、と思っていました。
でも、実際につくってみると結構いけてる。

そこで、同じ臭みを活かす系統の、いや、うまさを臭みに頼る料理の代表(僕の中では・・)であるカシミールカレーだって、グルテンミートでおいしく作られるのではないだろうか、と思い至ったのでした。

目標は、パックチーに負けない、ぴったり相性の良い料理。


キーマカレー ⇒http://d.hatena.ne.jp/kawauso999/20060926

*1:残りは家族やら仕事やら川など