葱油餅
これはうまい。肉食者達にも人気あります。はじめての味なのに、どこか懐かしい気もする、素朴で優しい味で、しかもビールのつまみにもOKでさらに、材料が小麦粉と長ネギくらいだし発酵もいらないので突然の来客にも対応可。おしゃべりしながら目の前で作ってあげれば、何ができあがるんだろうかという好奇心もくすぐってなお良いのではないでしょうか。
- 小麦粉に熱湯をかけて、こねる。黄色がかってパスタみたいな色になる
- 耳たぶの硬さになったら乾かないように蓋をして20分ほど寝かす
- その間に、ごま油・塩・長ネギみじん切りを小皿に混ぜる
- さっき練ったものをヒトカタマリ、のばす。えー、厚さ3ミリ、幅5センチ、長さ13センチくらいかな(今定規を見て決めた。適当)。
- その上に葱やら混ぜたものを、パンにジャムを塗るようにのばす
- 体育館のマットかロールの銀マットを片つける気分で、くるくる巻く
- それを用具室にしまう気分で立てる。円柱が立つように。
- その円柱を上からニュグゥッと、手のひらでまっすぐつぶす
- そうするとデンデンムシの殻のような渦模様で丸くなる
- フライパンにごま油を敷いて焼く
油たっぷりにすれば、外はパリパリ、中はモチモチ、アツアツハフハフととてもおいしく幸せにできあがる。古新聞で包んで手で食べると中国気分。
写真の作例は油少な目に焼いてみたものでこれはこれでおいしい。
台湾人の友人を招いた時につくって食べてもらったら、まあまあ台湾の味、と言っていた。どの辺りがどう違うか聞いてみたけれど、口では説明しずらいようだった。感覚的なものなのか、又は、ぜんぜん違う味だから気を使ってくれてたのかなあ?GUGU!貧乏ベジタリアンにぴったりの表現があった。そうそう、それが言いたかったと共感。
「肉圓を食べた事のある人ならわかると思いますが 結構、本場っぽい味に仕上がりました。 でも、わからないけどね!西洋人が握る寿司みたいなもので台湾人が食べたら、怒るかもしれない(汗) でも、日本人としては、上出来の作品でございますよ!」
油・長ネギ・塩の分量は感で。慣れない頃は、味気なかったりしょっぱかったりと、何回か失敗しました。しょっぱいとどうしようもないけれど、薄ければ塩ごま油につけながら食べればいいので、初めてつくるときは塩を少なめにするとよいでしょう。
塩の分量が一定だとしても、塗り方や巻き方で変わってくるので、こればかりは本当に感を信じてというしかない。そう、味噌汁4人分に味噌はどのくらい?と聞かれても答えられないように。えー、適当、とか、ちょうどいいくらいいれればいい、としか答えられない。
そんなわけで、グーグルにて「葱油餅・レシピ」で検索するとたぶんいろいろ出てくるので、そちらを参考にするほうがいいかもしれません。基本でレシピ通りに作ってVegan対応だと思います。
3月29日追記
「不完全ベジタリアンの料理メモ」http://d.hatena.ne.jp/ptth-garden/20060328 によると、市販品もあるみたい。普通にスーパーで売っていればいいのになー。