道良寧子さんによる菜食主義のリスク解説

道良寧子さんによる菜食主義のリスク解説(Togetter)
http://togetter.com/li/441267

動物性食品忌避は信条的なものなのか、穢れからの逃避なのか、健康の為なら犠牲をも厭わないなのか、色々あると思うけど、少なくともその場合はサプリメント使って欲しい。あと、自分だけでやって頂いて、人に勧めるな。

頑張ってる自分、工夫している自分に充実感を持つ事は良いと思うけれど、健康に直結する食事面で無理のあることをする必要は無いです。しかも、表面上唱えている目的から予測される結末が乖離してます。コレ、専門家のアドバイスです。

これは何度も書いている事だが、ビタミンB12を食事から有効量を補充することが可能であると確認できているのは動物性食品だけです。ビタミンB12は肝臓で数年から10年ほど備蓄できるため、肉断ちしてもすぐには影響が現れない。これがキケンなのです。ベジ食の人は必ずサプリメント等で補給を。

海苔で有効な補充ができるかは実証されていないんですよ。また、微生物の合成するB12もダメです。問題があまり顕在化しないのは、備蓄量がハンパ無い事と、そんなに長期間真面目に肉断ちする人が少ないからです。

必須微量栄養素の主な補給源として海藻を選択する事はかなりリスキーな行為です。海藻は有害な重金属を蓄積しやすい傾向があり、多食は過剰症の危険性を増します。肉食の害を気にするレベルではありません。

食事の主義とか拘りはヒトそれぞれで、尊重するのが大事でしょうという主張は分かるのだけど、ヒトそれぞれをはき違えているだろうという事をどらねこは批判して居るのだ。子供は自分の意思を持った個人であり、健康に影響があるだろう食事の主義を押しつけないで欲しい、それがどらの主張だ。

海苔の基礎知識(佐藤海苔)
http://www.satounori.co.jp/faq/

Q:魚介類において重金属類などの蓄積が問題にまりましたが、海苔は大丈夫なのでしょうか?
A:心配はないと考えられます。
水銀やカドミウムなどの重金属類やダイオキシンといった汚染物質の大半は、海水よりも比重が大きいのです。そのため海底に蓄積され、海水の表層ではほとんど検出されない。一方、海苔は深いところでも海面から70センチ程度までの、いわば海の表層で養殖は行います。つまり海苔が前出の汚染物質にさらされる心配はないのです。
また、海苔は成長の期間が2週間から1ヵ月と非常に短いため、大型の魚などに比べてこれからの毒性の強い物質が蓄積しにくいということです。ダイオキシンのように脂肪分に蓄積する傾向の強い物質についても海苔はほとんど脂肪分が無いため、やはり検出されたことはありません。
また、河川から流れてくる農薬についてもポジティブリスト制の導入で非常に厳しい規制下にあり、使用そのものが抑制されております。
以上の点から、海苔が公害で汚染されていると心配する必要はないということです。


農林水産省 ホーム > 組織・政策 > 消費・安全 > 食品安全:農産物(米、麦、大豆、野菜など) > 食品中のカドミウムに関する情報 > (1)実態調査
1) 国内産農畜水産物等の実態調査結果
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_cd/cyosa/index.html


厚生労働省:妊婦への魚介類の接種と水銀に関する注意事項の見直しについて
妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて
(平成17年11月2日)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/051102-1.html


ひじきに含まれるヒ素!「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/hijiki.html

のり 総ヒ素 24mg/kg 、無機ヒ素 0.3mg/kg未満   


焼き海苔のカロリー(簡単!栄養andカロリー計算)
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/kaisou/nori_yaki.html

焼き海苔、1枚
重さ:3g カロリー:6kcal


食の生活110番Q&A:ひじきにはヒ素が入っている?
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/qas/737_s_c_n.html

ヒ素には、毒性の低い有機ヒ素と毒性の高い無機ヒ素があります。

2004年7月、ひじきは無機ヒ素を多く含むので食べないようにと、英国食品規格庁がイギリス国民に勧告を出しました。無機ヒ素は発ガンのリスクを高めると指摘されています。ところが、イギリスが調査したロンドンで売られている乾燥ひじきは、日本の調査で使用された国産、韓国産、中国産の乾燥ひじきより平均値で約2割も無機ヒ素の含有量が多かったのです。

では、ひじきをどのくらい摂取すると、無機ヒ素の影響が出るのでしょうか。WHOが定めた1週間に食べても問題ない無機ヒ素の量は、体重1kgあたりで15μgです。体重50kgの人の場合で、1週間で750μgとなります。WHOによると、これは1週間あたり33gの水戻ししたひじきを食べたのに相当するそうです。ひじきの煮物を小鉢1杯食べると、水戻ししたひじきが約30g摂れます。毎週小鉢1杯分のひじきの煮物を継続して食べてはじめて、健康被害が出る可能性があるということになります。



焼き海苔1枚は3gだ。B12を意識して日に5枚ほど食べている。
3gx5枚=15gだ。
1kgに24mgのヒ素として、海苔5枚にはヒ素が0.36mg含まれているらしい。無機ヒ素だと、0.0045mg未満だ。
1μgは0.001mgだから、体重50kgの人が1週間に750㎍まで食べても問題ないとすると、0.75mgか。
0.0045mg×7日=0.0315mgなので、僕は海苔だけで、食べても問題ない量の半分近い無機ヒ素を摂取しているのかもしれない。
海苔は少し減らそうかな。

長期間真面目に肉断ちしている人間が読むと道良さんの書き方には腹が立つし、肉食の害を気にするレベルではないといわれても、肉食の害について本当に知っているのかと疑問も湧く、が、専門家からの忠告として素直に受け取ろうと思う。



日本人の腸だけに存在?:海藻を消化する細菌(札幌で菜食)