菜食は地球温暖化を防ぐか


*肉食は自動車よりも二酸化炭素を排出する:研究結果
(WIRED)
http://wired.jp/2012/12/11/meat_co2/

週に一度しか肉を食べないことで、死亡率を下げて、自動車の走行距離750億kmに相当する二酸化炭素の排出量を削減することができる。という研究が、世界自然保護基金によってドイツで行われた。

「もしわたしたちが肉を食べる量を少なくすれば、温暖化ガスの排出は、自動車の走行距離750億kmに相当する量を削減できるだろう」。世界自然保護基金WWF:World Wildlife Fund)によってドイツで行われた新しい研究でこう述べられている。

ドイツ人1人の平均的なフットプリント(環境に負荷を与える「足跡」のこと)は、1年あたり二酸化炭素11tだと世界自然保護基金は算定している。しかし、このフットプリントのうちどれくらいが食事によるものだろうか? 研究者たちは、食物の生産(飼料の生産、肉の輸送、保存、家庭での調理を含む)に関連する二酸化炭素の排出量を計算した。計算には、森林を家畜のための牧草地へ転換したことに由来する間接的な排出量も含められた。

この研究はさらに、肉の消費が半分になったら排出量がどれくらいになるかを推定した。このような選択は、ほかでもなく食事のガイドラインによって推奨されている。実際、肉とその派生食品を450g摂取すれば、すでに1人の人間の必要を満たすのに十分以上のカロリー量だ。これに対して、よく知られているように赤身の肉の過剰摂取は、ガンから、ヨーロッパで死亡の第1原因となっている循環器系疾患まで、さまざまな病気につながる。

「もしわたしたちが肉やソーセージ、ハンバーガーなどの消費を週に1度だけに減らすことができるなら、大気への二酸化炭素排出量を900万t削減できます。同じ結果を得るためには、個人使用での自動車の走行を750億km減らすといった具合に、かなりの規模で自動車の利用を制限しなければなりません」と、WWFの気候食物部門の責任者、ターニャ・ドレーガー・デ・テランは語った。

彼女はさらに、健康的で環境に配慮した食生活がサステイナブル(持続可能)な交通と結びつけば、一人ひとりの人間の貢献によって物事を大きく変えることができると強調している。「肉を食べる量を減らし、同時に自動車の利用を少なくすることで、さらに違いは大きくなります」。

もうひとつの問題として、世界の人口が絶え間なく増加していることにより、家畜のための牧草地の需要は増加していることがある。ドイツの需要を満たすためだけでも、200万ha、つまり2万平方キロメートルの土地が必要だと、農業の専門家であるシュティーク・タンツマンは説明している。

こうしたことは、場合によっては社会的・政治的に破壊的な結果をもたらしてきた。南アメリカでは先住民のグループが、西洋の肉の市場を満たすために、文字通り自分たちの土地を追い払われている。さらにもうひとつの重要なテーマは、より早く飼料を栽培するための肥料や殺虫剤の使用である。

すでに述べたように、栄養上の問題もある。肉に含まれる脂肪は、循環器系の病気のリスクを高める。そしてドイツ政府が肉の少ない食事を促進するためにまだ行動していないのは、単に「産業界の関心があまりに高いからにすぎません。この分野の取引は大きな利益をもたらすので、強大な力をもっています」と、タンツマンは続けている。

最後に、消費が合理的になることで、ゴミも減るだろう。実際、毎年1人あたり800kgの二酸化炭素の排出を減らすことができる。ドレーガー・デ・テランはさらに、4人家族では「12カ月で1,200ユーロ以上の節約になります」と付け加えている。


*温暖化防止へ肉食減らして IPCC議長が提言(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090801000181.html

【ロンドン8日共同】7日付の英日曜紙オブザーバーによると、昨年ノーベル平和賞を受賞した「気候変動に関する政府間パネルIPCC)」のラジェンドラ・パチャウリ議長が、地球温暖化3 件防止のためには畜産業から発生する温室効果ガスの削減が重要で、世界の人々が「(1週間に)1度は肉を食べないようにし、消費量を減少させるべきだ」などと語った。

 パチャウリ氏は、英国の非政府組織(NGO)が主催しロンドンで8日に行う講演でも同様の提言を行う予定で、米国など主要な牛肉輸出国で波紋が広がりそうだ。

 食肉生産の過程で発生する温室効果ガスは、人間の活動に起因する世界の排出量全体の約2割に及ぶ。同紙によると、パチャウリ氏は「食習慣の変革」は自動車など交通手段の省エネ化と比べて実行が比較的容易で、温室効果ガスの削減にも即効性があると主張した。

 パチャウリ氏はインド出身で、厳格な菜食主義者




*日本では報道されない「CO2地球温暖化説の崩壊」(肉食ストップでCO2を18%減らせる)
http://ameblo.jp/dukeearl/entry-10609268112.html

去年末ごろ、IPCCが提唱する「CO2による地球温暖化」のデータが捏造されていたということが、欧米のメディアを騒がしました。
この事件はクライメイトゲート事件と呼ばれ、テレビや新聞のニュースでも大きく取り上げられ、CO2による地球温暖化は捏造されたものであることが多くの一般人の間にも広がりました。

しかし、日本のマスコミは全くこの事件を伝えず、いまだにCO2が地球温暖化の原因だと喧伝されています。

それくらい、日本のマスコミは事実を隠蔽することしかしないわけで。。。本当に日本のマスコミはガラパゴス諸島だな、というのが私の率直な感想です。そのガラパゴス諸島のニュースをそのまま信じてしまっている日本人も可哀想なんですけどね。。。




*肉食を減らしても温暖化対策にはならない、米研究(AFP BB Bews)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2712622/5528451

【3月23日 AFP】肉を食べる量を減らしても地球温暖化を緩和することにはならず、そういった主張は気候変動の真の解決をつきとめる取り組みから目をそらさせてしまう、という報告を大気環境研究の第1人者が22日発表した。

「私たちは間違いなく温室効果ガスを減らすことができるが、それは肉やミルクの消費を減らすことによってではない」と、米カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)で大気環境を研究するフランク・ミットラーナ(Frank Mitloehner)氏は、米カリフォルニア(California)州で開かれた米国化学会(American Chemical Society)の会議で語った。

 ミットラーナ氏は、ウシやブタが温暖化要因であるとの考えは科学的に正しくないと指摘し、国連(UN)が2006年に発表した報告書など複数の報告書が、温暖化に対する家畜の影響を誇張していると批判した。国連の06年の報告書「Livestock's Long Shadow(家畜の長い影)」は、家畜類が生み出す温室効果ガスは世界中で輸送によって排出される量よりも多く、CO2換算で温室効果ガスの18%に上るとしている。

 ミットラーナ氏は、この報告書が温暖化問題の解決に関連した真の問題から人びとの目をそらさせていると批判。国連は畜産と化石燃料温室効果ガス排出量を比較するのではなく、類似するもの同士で比較すべきだったと指摘し、「温暖化の抑制につながるのは畜産の縮小ではなく、畜産の効率化だ」と述べた。「肉類や乳類の生産を減らすことは、貧困国における飢餓を悪化させることにしかならない」

 ミットラーナ氏は、先進国の温暖化対策について、畜産や肉食を減らすことに注目するのではなく、「電力や暖房、車の燃料に使用する原油や石炭の量を減らすことに集中すべきだ」と提言。米国では輸送部門の温室効果ガス排出量は全体の26%に上る一方で、ウシやブタの畜産は3%程度でしかないと語った。(c)AFP