北海道の原乳からもセシウム137を検出


北海道大学生物生産研究農場の原乳のヨウ素131とセシウム137の分析結果
http://vetradserver.vetmed.hokudai.ac.jp/milk/index.htm
4月18日 35.7mBq/kg

本測定は北大農場のホルスタイン牛の原乳を2Lを試料を採取しヨウ素131の場合はそのまま、セシウム137の場合は灰化した試料を作成し、ゲルマニウムγスペクトロメーターにより24時間測定した。セシウム137は灰化試料調製のため採取日時から時間が必要であり、採取後48時間後に測定した。

原乳に対して厚労省が提示している暫定規制値はヨウ素131は300Bq/kg(乳児は100Bq/kg)、セシウム137に対しては200Bq/kgです。 
4/18のセシウム137の値は規制値の1/2800から1/8300程度の極めて微量の放射能であり、摂取しても人体に対する影響はありません。


摂取しても人体に対する影響はありませんと明記していただいている。この牛乳を毎日飲んでも大丈夫なのだろう、たぶん。
ところで、北大農場で原乳から検出したということは、きっと北海道内の他の牛乳にも放射性物質は含まれているのだろう。その原乳を原料にしてつくったチーズなんかはかなり濃縮されていることだろう。また、風評被害を防ぐために被災地を応援する目的で食べる千葉産のホウレン草や、関東・東北圏で加工された食べ物なんかも北海道民の口に入るだろう。
基準値以下の牛乳+基準値以下(濃縮)のチーズ+基準値以下のシロサケ+基準値以下の東京の佃煮+基準値以上の千葉産ホウレンソウを半年ほど摂取した場合にもやはり、人体に対する影響はないのだろうか?





asahi.com > シロサケ調査 ヨウ素検出されず
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001104190005

2011年04月19日
■太平洋漁場のシロサケ調査
 道は18日、日本200カイリ水域内の太平洋小型サケ・マス流し網漁の漁場で取ったシロサケの放射性物質モニタリング調査をしたところ、ヨウ素は検出されず、セシウムは微量含まれていたが国の暫定規制値の1千分の1以下で、安全が確認されたと発表した。サケマスの水揚げ前の「シロ」判定に、漁業関係者は胸をなで下ろしている。
 道によると、15日に道東の厚岸港から南東約200キロ沖合の太平洋上で取ったシロサケのサンプルを道立衛生研究所で調べた。
 その結果、ヨウ素は不検出、セシウムはキロ当たり0・45ベクレル検出されたが、国の定めた暫定規制値(キロ当たり500ベクレル)の1千分の1以下の数値だった。
 道では、漁期の7月7日まで、月1回のモニタリング調査を行い、数値を公表する方針だ。
 道と連携して調査に当たった小型サケマス漁船の漁業者団体「太平洋小型サケ・マス漁業協会」(本部・札幌市)の平間峻専務理事は「絶対に問題はないと思ってはいたが、科学的な判定が出て、ホッとしている。これで安心して水揚げできる」と話した。

MSN産経ニュース > 基準値超の香取市産ホウレンソウ出荷は1万束超す 千葉
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110428/trd11042819340013-n1.htm

2011.4.28 19:34
 国の暫定基準値を超す放射性物質が検出されたとして、国が出荷停止を要請した千葉県香取市産のホウレンソウ7885束が匝瑳(そうさ)市の八日市場青果地方卸売市場に出荷されていた問題で、県は28日、出荷自粛と出荷停止期間だった1日〜22日の間に、香取市内の農家15戸から、計1万1379束が出荷されていたと発表した。
 県によると、販売先は印旛地域や山武地域、匝瑳市などの青果店や小売店の27業者で、県内が中心だが、このうち都内に1700束、横浜市に423束がそれぞれ含まれていた。事態を重視した県は同日、同市場に対して卸売り業務に対する改善勧告を行った。
 県によると、問題のホウレンソウの出荷内訳は、出荷自粛を要請した1日〜4日に計1512束、出荷停止となった5日〜22日に計9867束が同市場に出荷された。香取市の農家15戸のうち、最も多いのが2207束で、2日連続で275束出荷したケースもあった。他の農家も期間中、1671束〜10束を出荷していた。

北海道新聞 > 原発避難牛受け入れ「門戸は開いている」 JA道中央会長 風評に懸念も(04/28 10:17)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/289077.html

JA北海道中央会の飛田稔章会長は27日の定例記者会見で、福島第1原発から半径20キロ外の計画的避難区域などで飼育されている牛の道内での受け入れについて「門戸は開いている」とする一方、「風評被害を心配する声もあり、道と連携して対応を検討していきたい」と述べ、慎重に判断する意向を示した。

 国は、計画的避難区域などで飼育されている牛を避難させるため、都道府県に受け入れを打診している。対象は2万頭程度になる見込み。