トランス脂肪酸 表示の指針案

NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/index.html > 社会・暮らし > 10月5日 0時38分トランス脂肪酸 表示の指針案

とりすぎると心筋こうそくなどの危険性を高めると指摘されている「トランス脂肪酸」について、消費者庁は、食品事業者に対して自主的に表示するよう求める方針を固め、近く、表示についてのガイドラインの案を公表することになりました。

トランス脂肪酸は、マーガリンや菓子を作る際に使われる「ショートニング」という油などに含まれている脂肪分で、とりすぎると動脈硬化や心筋こうそくの危険性を高めると指摘されています。欧米などでは、食品に含まれる量の上限を設けたり、表示を義務づけたりしていますが、現在、日本ではこうした措置は取られていません。このため消費者庁は、食品事業者に対して自主的な表示を求める方針を固め、食品に含まれるトランス脂肪酸の表示方法などを定めたガイドラインの案を初めてまとめました。案では、トランス脂肪酸はほかの栄養成分とは区別して枠外に表示することや、食品にトランス脂肪酸が「含まれない」と表示するには、食品100グラム当たり0.3グラム未満でなければならないなどとしています。消費者庁は、近くこの案を公表して一般の人から意見を求めるとともに、トランス脂肪酸などの栄養成分の表示の義務化に向けて、来月上旬にも検討会議を立ち上げることにしています。


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