あらしのよるに

kawauso9992008-11-26

あらしのよるに(amazon.co.jp)

商品の説明
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あらしのよるに逃げ込んだちいさな小屋の暗闇の中、2匹の動物が出会う。風邪をひいて鼻のきかない2匹は、お互いがオオカミとヤギ、つまり「食うもの」と「食われるもの」であることに気付かない。すっかり意気投合したヤギとオオカミは、翌日のお昼に会う約束をする。合言葉は、「あらしのよるに」。
もともとは1冊で終わるはずのお話が、後日談を全国の読者から寄せられて、シリーズ化されたその第1弾。1994年の発売後、講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞を受賞したのを皮切りに、舞台化、イタリア語版の発行、ビデオ紙芝居の発売とその反響はとどまるところを知らず、2000年には小学校4年生の国語の教科書に採用されている。

生き生きと描かれた絵に、読み聞かせに最適なテンポのいい短い文章。かみ合わないようでかみ合った会話、ばれそうでばれない展開は、読み聞かせているはずの大人をもとりこにするはず。大人も子どもも続きを考えずにはいられない1冊である。(小山由絵)

出版社/著者からの内容紹介
あらしのよるに、たったひとり、みしらぬところでだれかにであえたら、ほっとしますよね。でも、そのだれかさんが、こわーいあいてだったら……。きみならどうするかな?


5歳児に読んで聞かせたところ、号泣した。オーイオイオーイオイと、大きな声で15分くらい泣いた。
悲しんだり喜んだりと子供の感情を動かす絵本は他にもあったけれど、号泣する本はこれが始めて。

友達になった山羊を食べない狼と、食べられるかもしれないのに狼を信頼する山羊。
仲間を食べる狼とは友達になれないという山羊たちの姿に、5歳児は、自らが食べる動物たちとは友達になれないのかと悩んだり、物語中の狼と山羊にそれぞれ感情移入したり。
この本を読み聞かす父親は動物を一切食べないけれど自分は食べている、ということも、5歳の心にこの本が響く原因のひとつではあったかもしれない。



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7「まんげつのよるに


この7冊を順に読んだときにも泣いていて、そして、見ているこちらも泣きたくなるくらいに号泣したのは、「アニメ絵本 あらしのよるに」を読んであげた時。
同じストーリーだけれど、絵と語りが違うので買ってあげた。
全く同じものを2回読むのではなく、少し違うものを少し時間をおいてよんだことで、より深く子供の胸に染みこんだのかもしれない。

ぜひ子供に読んであげてください。


アニメ絵本 あらしのよるに(amazon.co.jp)



しろいやみのはてで」という続きがでているらしいことは今日知った。これも買って読んであげよう。


菜食者の読む本