日本では軽視されるベジタリアン表示

シンガポールのインスタントヤキソバを買った。

「SPICY SINGAPORE FRIED NOODLES」

「NO MSG」と目立つように表記してあるのを読んで、いつの間にか東南アジアのインスタント食品が進化したのだなあと、しみじみ思った。


材料は、

油揚げめん(小麦粉、澱粉、植物油脂、食塩)、植物油脂、砂糖、食塩、蛋白加水分解物、イーストエキス、粉末玉葱、粉末トマト、黒胡椒、粉末唐辛子、唐辛子フレーク、調味料(核酸)、カレー粉、チャイブ、パプリカ、粉末にんにく、かんすい、カラメル色素、酸味料、香料(原材料の一部に大豆由来原材料を含む)

蛋白加水分解物が怪しい。
蛋白加水分解物(大豆由来)、となっていればわかりやすいのだけれど、上のような書かれ方だと、蛋白加水分解物が、なんの蛋白を分解してできたものかわらない。


輸入食品では、英語や中国語でも原材料表記がある場合もあり、そちらの方が日本の法律に則った表記よりもわかりやすかったりする(英語も中国語も学校で習ったというのもあるが、日本の表記ルールのおかしさが主因)。

そこで英語表記を見ようとシールをめくると、
「Suitable For Vegetarian」の字があった。

こんなに素敵な文言をわざわざシールで隠すなんて!!
日本人にはほとんど関係ない言葉だと輸入者は考えたのだろう。



英語と中国語の原材料についても書こうと思っていたけれど、袋を捨ててしまった。またいつか・・・。