内部被曝

asahi.com」>「内部被曝、自然界からの1割以下 福島・二本松市調査」
http://www.asahi.com/national/update/0714/TKY201107140647.html?ref=goo

福島県二本松市は14日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、子どもらの内部被曝(ひばく)を調べるため実施した独自のサンプル検査の結果を発表した。市民から任意で選ばれた20人全員の体内から放射性物質が検出されたが、被曝量はおおむね1年間に自然界から受ける10分の1以下だった。

 対象は5歳〜中学生の18人と、戸外で働く49歳と63歳の男性2人。6月20〜30日に検査した。最も内部被曝量が高かったのは、63歳の男性で0.252ミリシーベルト。最低は9〜11歳の子どもで0.0257ミリシーベルトだった。

 市の調査では、市内の放射線の最高空間線量は3月に観測された毎時10マイクロシーベルト。子ども18人の家庭では、外出させず、放射性物質が検出された野菜などを食べさせないようにしたという。


疑問1:「1年間に自然界から受ける10分の1以下だった」とあるが、外部被曝内部被曝を混同しているのではないか? 体の外から受けるのと中から受け続けるのとでは大きく違う。例えば北キツネの糞が腕や足に多少ついても大きな害はないし洗えばOK。しかし、体内に入ってしまうと実にやっかいなことになる

疑問2:「0.252ミリシーベルト」とあるが、毎時なのか毎年なのかが書かれていない。もし毎時であれば、0.252x24時間x365日=2208ミリシーベルト毎年、になりはしないのか?  3ヶ月で排出されるとしても、0.252x365x90=544ミリシーベルトになるし、今後も経口で放射性物質入り食品を摂取し続けるなら蓄積され続けて行くだろう。
記事に書かれてはいないが、年に「0.252ミリシーベルト」であるならば、心配していたより低くて一応は一安心(実効線量と等価線量は気になる)ではある。


国際放射線防護委員会(ICRP)の示す被曝許容量は年に1ミリシーベルト