合成皮革の靴

kawauso9992009-09-20

仕事も普段着にサンダルでやりたいところだけれど、「そういう格好の人は信頼しない」という人々が多いので、得をとってスーツを着て仕事をしている。
スーツにサンダルや長靴は合わないので、皮靴を使うことになる。

牛の皮からできていない靴





人工皮革と合成皮革」で、合成皮革は安っぽい、と書いたが、この夏閉店セール50%オフで買った合皮の靴は、そうでもなかった。定価が6千円だったかな。

高級な皮靴はビジネスマンのステータスだ、という古い偏見に固執している人でもなければ、天然皮と合皮の差はそれほど気にならないのではないだろうか。僕はこの安い合皮靴に完全に満足している。

クラリーノの靴を履いて仕事中に、「立派な奥さんがいらっしゃるんですね」といったようなことを言われたことがある。靴が光っているので、時間をかけて丁寧に磨いたのだと思って、靴をしっかり磨く=立派な奥さん、とつながったとのこと。僕の仕事に満足していただいた方だったので、満足できる仕事をする男は立派な奥さんの陰からの支えがあるんだと納得されたのかもしれない。
つまりその方は靴の手入れでそれを履く人間の背景を判断したのだけれど、そういう方にもクラリーノ靴は良い印象を与えることができた。合成皮革でも大丈夫かもしれない。


ところで北海道では、夏靴と冬靴を使い分けている。冬は歩道が凍ってツルツルになるから、夏靴で歩くのは危険。危険というか、ほぼ不可能といってもいいだろう。転倒して骨折、という話はよく聞く。
雪の積もった道を歩くことも多いので、底にギザギザがある冬靴だからといって、ビジネス靴を履いて歩くのは賢い選択とは言えない。靴の中に雪が入って濡れる。だから冬は長靴に限る。でも、スーツに長靴は格好悪い、という偏見に縛られたり、または、それが偏見ではなくても機能より見た目を重視するために、スーツに長靴を履く人は少ない。そもそも、ビジネススーツにネクタイ、というおかしな格好(普通、と信じ込んでいれば普通だが、偏見のない目でみると奇妙な格好。)が標準であることが不思議だ。


ビーガンではないベジタリアンも、靴は人工・合成皮革を選んでもよいのではないだろうか。

ベジタリアンシューズ&バッグ