長崎チャーメン

kawauso9992009-08-02

名称  :即席麺(油揚げ)
品名  :長崎チャーメン
原材料名:小麦粉、かんすい(とうあく水)、食用植物油脂
製造者 :株式会社白雪食品 SSS  長崎市岡町5の5

・長崎・白雪
皿うどん



「DIY道楽」 > 「台所編」 > 「手打ちラーメンを考える①」 

「かんすい」とは食品添加物の一つで、そのアルカリ性により小麦粉のたんぱく質を変性させ粘性を増したり、小麦粉のフラボノイド色素を変色させて黄色を呈する性質を利用して、中華麺によく使われています。その内容は食品衛生法で定められており、「炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸塩のカリウム塩もしくはナトリウム塩のうち、1種もしくは2種以上を含む」となっています。

おお、なんぞ怪しくなってきたぞ(^^;)。なる程、こんなややこしいモノが入っているわけね。どんどんと、「手打ち」な世界から離れている気がするけど、モノはついでってんで、「合成かんすい」は本当にカラダに悪いかどうか、いくつかの意見をピックアップしてみようか。

戦後、人体に有害な水酸化アルカリ、ケイ酸アルカリなどが「かんすい」の原料として使用されたことがあり、問題になったことがあります。しかし、現在使用されている食品添加物は、安全性の試験方法なども国際的に定まっており、使用量も長期間の飲食を考えられた厳しい基準となっていますので、よほど偏った食生活をして、大量に摂取しない限り、害をおよぼすことはないでしょう。

と、いうご意見もある一方で・・・

◆かんすい 以下の4種類をふくむ

炭酸カリウム ・・・ 多量摂取で消化器に傷をつける
炭酸ナトリウム  ・・・ 多量摂取で消化器に傷をつける
炭酸水素ナトリウム ・・・ 多量摂取で消化器に傷をつける
リン酸塩 ・・・ 多量摂取で骨をもろくする

ええっと、思いっきり「危険な添加物」として、名だたる添加物と並ばされていたりもいたしまして ・・・(^^;)

てことは、カラダに即効性の毒ではないにせよ、 良くはない 訳ね(苦笑)。

「ラーメンワンダーランド」>「ラーメンのひみつ」>「麺のひみつ

☆かんすいの歴史
 かんすいの起源についてはこれが本当の説というものはないのですが、約1700年前頃に中国奥地で湖沼から湧き出る水を小麦粉のこね水に使用したのが始まりではないかと言われています。この水の主成分は「炭酸ナトリウム」だったとのことです。その後は湖沼が乾期に干上がり、湖岸・湖底に残った乾固物を水溶して使っていました。
 又、台湾では植物の根・幹・葉を焼いて作った灰汁を小麦粉に混ぜていました。こちらの主成分は「炭酸カリウム」です。
 現在製麺業者で使用しているかんすいは、ほぼ100%が粉末かんすい(法規上は固形かんすい)で、色は白く、成分は麺質を考え主に炭酸カリウム・炭酸ナトリウムの混合物、又はこれに燐酸塩を加えた物となっています。
 そして今は、昭和62年4月より食品衛生法所定の製品検査に合格した製品にしか日本食品添加物協会発行の「かんすい確認証」が添付出来なくなり、食品添加物として安心して使用することが出来るようになりました。以前は工業用の苛性ソーダ・珪酸ソーダ・洗濯ソーダ等の粗悪品がかんすいの原料として使われ、問題となっていました。


ラーメンいろいろ