菜食者が子供に魚のさばき方を教える

kawauso9992007-08-17

僕自身は菜食しているので、魚も食べないし、釣ったりもしない。キャッチアンドリリースも嫌悪している。

子供達には菜食を強要せず、肉や魚を食べることも禁止していない。
家の食卓に肉・魚・卵が上ることはほとんどないけれど、給食や誰かの家で食事といった時に子ども達は「普通」に動物の死体を食べている。

父が食べないものを食べることに遠慮のようなものも感じてはいるらしいけれど、今は決めなくていいから大人になってから決めなさい、と育てている。


仕事で父は一緒に遊んであげられない日曜日、母親と参加したイベントでのつかみどり体験で川魚を手で捕まえて持ち帰ってきた7歳。
「やーん、魚きもちわるーい、料理なんてできなーい」、という人間にならないように、自分で殺した魚を自分でさばけるように育てるのが父の義務であると思った。


まずお手本を見せ、コツなどを言って聞かせて、自分で腹を切らせて、内臓を取り出させ、うまくできたと誉めてやった。

その日の夕食になった魚たちについて、「カワイソウダッタケドオイシカッタ」との感想。僕は食べていない。


お膳立てされたつかみ取り体験プールではなく、放流されていない天然の魚を自分の力で捕まえる方法も教えなければならない、と考えている。
来年は魚釣りに連れて行こうか。

菜食者であることにこだわって父であることを放棄しないように、気をつけたい。
菜食者として仕込むように育てるのではなく、色々なことを体験させて考えさせた上で、自分の考えとしていつか菜食を選んでくれたらいいなと思う。
菜食者にならなかったとしても、その選択は尊重したい。ただ流されて「それが普通だから」肉を食べるのではなく、熟慮の上で選択できる人間には育てたい。


さかな
我が子は菜食を強要されていなかった
ニワトリを買ってきた